思ったことメモ/#16から

#16反応が欲しい

昨日は照れました。そして嬉しかったです。自分の考えが認められるような気がして。

上司「今月はこんなことされちゃったの?これじゃ実力発揮できないでしょ?」

私「大丈夫ですよ」

上司「でもさ、正直ウザイって思うこともあるでしょ?」

私「ですが、そのように希望されたのなら文句はありません。内容については完全に任せてもらっているので、希望される中でベストを尽くすだけです」

上司「住んでるところはどこ?」

私「え?○○です」

上司「ありがとう。(私の目を見て)これからもお願いしますよ」

バイトの月末の報告がありました。そこで上に書いたようなやりとりがあって、ちょっと照れました。

2年も同じことをやっているので変なプロ意識が芽生えてしまっていて、失礼なことを言ってしまったかなと思いましたが、褒められました。こうして文章にしてみると格好いいこと言っていますね。照れる。照れる。(実際同じようなシチュエーションで……。そのときは、仕事の内容について質問したら「バイトの分際で誰に口聞いてんだ!」と。働くとはそういうことです)

先輩「ホームページ持ってるんだって?」

私「はい。でもナイショにしてるんですよ」

先輩「でもすごかったよ。すごいすごい」

私「多分オタクって思われるんで、周りの人にはあまり言ってないんですよ」

社交辞令かもしれませんが、同じサークルの先輩に褒められました。これも嬉しかったです。「ホームページ(ここではWebサイトの意)を持ってる」とか「ネットしてる」と言うと、オタクに思われるかなと思ってあまり大っぴらにしていませんでした。多分、酔った勢いで誰かにURLを教えてしまったのがこの先輩にばれたきっかけでしょう。ただその先輩がどんな意図で「すごい」と言ったのか、本当の感想は何だったのかは分かりません。うわっ。

このように自分のしてきたことに対して意見、特に肯定的な意見があると嬉しいものです。今以上にやる気が湧きます。またこういうことが自然にできる人はずいぶんモテるんじゃないかなとも思います。

意見は自分が改善できる見込みがあるならば否定的なものでも構いません。もし私が上司に「お前は口先だけだろ?」と言われたのなら、口の方を抑えるか、口に見合った行動をすればいいのです。ただし、もし先輩に「ホームページやってるなんてキモイ」と言われたらどうしようもありません。その先輩に悪く思われないようにするためにはこのWebサイトを閉鎖する以外にありませんので、そういった意見は残念ながら受け付けられないことになります。「ホームページやってるなんて」という気持ちが本心にある以上、「ホームページを持っている」私と対立し続けるのですから。

その否定的な意見は尾を引きますが、まだ幸せなのかもしれません。それ以上の不幸がネットにはあるからです。それは「反応が無い」ということ。

Bookmarkに登録していたいんちき心理学研究所というサイトが閉鎖しました。根拠あるデータに基づいて、それまで盲目的に信じられてきた事実をバサバサと切り捨てていく様が爽快でした。そんな文章を書きたくて、またそんなネタを見つけたくて、参考にしているサイトは多数あったでしょう。その声が届いていればと思うも後の祭りです。

いくら書いても全くと言っていいほど反応が無く、閲覧者が増えるほど壁に向って話している感が強くなっていくのは精神的にどうにも辛いので。

その気持ちは痛いほどよく分かります。知り合いから受ける社交辞令の反応ではなく、匿名の1人、これまで知らなかった1人からの「物書きとしての資質を問う」くらいの本質的な反応が欲しかったのでしょう。私も人に反応してもらえないのは分かっているほどの拙い文章ながら、図々しくも反応は欲しいと思っています。そのサイト管理人を嘲笑うかのように、ヒット数だけが非常に伸びています。

インターネットの世界の中で、我々は<沈黙のオーディエンス>である。ブログやサイトの管理人は、<沈黙のオーディエンス>と対峙する宿命にあり、時に閉鎖に追い込まれる。

サイト閉鎖関係では沈黙のオーディエンスがしばしば引用されます。この通り、私たちは情報を受動的に受けるのみでいちいち反応を示すなんてことはしないのです。閲覧者にとってサイトはメディアであり、テレビとなんら変わり無いものなのです。それについて感想があったとしても返事をすることなど普通は無いのです。テレビに反応しないし、サイトも同様。

私はテレビ番組にハガキを送ったことも無ければ、買ったCDやゲームに入っているアンケートハガキを送ったことも無ければ、読んで感銘を受けた映画の監督や本の著者にハガキを送ったこともありません。

テレビ番組でたくさんの反応が届くのも、男女問わずアイドルにたくさんの反応が届くのも、送った人が「見返りがきっとある」と思うから送るのであって、純粋な反応などかなり僅かなものでしょう。

私を含め、世のほとんどのサイト管理人は孤独なのです。ウイルスとスパムが送られてくることが考えられるにもかかわらずメールアドレスを公開していること、書き込みがアダルトサイトへの誘導ばかりという掲示板を管理しておくこと、それがサイト管理人の意図を如実に表しているのです。

05/02/02

2004-2005©Katu